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  タンクローリーとは
   

  
  タンクローリーの種類

 
  ・タンクローリーとは、固体・液体・気体を運搬するための特種用途自動車のことで、
   貨物自動車(トラック)の一種。

  ・消防法では、危険物を輸送するタンクローリーを「移動タンク貯蔵所」といいます。

  ・見方により変わりますが、危険物と非危険物、高圧ガスローリーに分類されます。

     危険物 石油 劇薬
     非危険物 食品 飲料 セメント
     高圧ガス 高圧ガス
    積み荷の観点からすると、ケミカル・石油・食品・飲料・液化ガスなどに分類。

  ・車両前後の見やすい箇所に、(03.m~)0.4m四方の地が黒色で黄色の反射塗料で
   「危」に標識を設ける。
 
  ・タンクの見やすい箇所に危険物の類、品名、最大数量を表示する。

  材質、外観形状

    
 
 ・タンクの材質は高圧に耐え、積荷の漏洩や化学変化を防ぐ目的から溶接組み立ての
 普通鋼、高張力鋼の鋼製のほか、油脂類ではアルミニウム、
 食品関係ではステンレス鋼が主流である。

 強酸、強アルカリなど、腐食性の強い積荷ではFRPや化学変化に強いチタン製の
 タンクも見られる。
 タンクの厚さは、鋼板で3.2mm以上のものを使うことが消防法では義務付けられている。

 
 ・タンクの容量は30,000L以下とし、内部には4,000L以下毎に厚さ3.2mm以上の鋼板などで
  完全に間仕切る。間仕切られた部分は、容量2,000L以上のタンク室にはマンホールと安全
  装置、厚さ1.6mm以上の鋼板などで防波板を設置する。
  タンクのマンホールや注入口の蓋は、厚さ3.2mm以上の鋼板で造る。

 ・楕円のタンクは、車両の重心を低くし横転防止するため、 もしくは車高を低くするため。
 
 ・真円のものは圧力封入が必要なもの。高圧ガスなど
 
 ・タンク上部の角のような突起物は、横転した場合の転覆防止措置の側面枠。

 ・バキュームダンパーのように後部ハッチにより開閉ができないのは、
 後部に衝撃を受けた時開いてしまうことがないように、と消防法により規定。

 ポンプの仕様

 ・ギアポンプ (一般的なタンクローリー)
  静電気の帯電などを抑制するために使用。

 ・真空ポンプ (バキュームローリー)
  積載できる危険物は引火点70℃以上の廃油に限る。





 
  ローリーホース

    

  
 安全性に優れ、静電気対策が万全のホースです。
   ・ゴムホースの2~3倍の耐久性で、繰り返しの着脱による
    金具取付け付近の破損が発生しにくい。
   ・金具は、静電気、火花の発生しずらい真鍮製。
 
 
 タンクローリー製造時の課題
 
   ・許容 GVW (車両総重量)の範囲でいかにおおきな積載量をとるかが、
    顧客の最大の要望です。そのため軽量化が課題です。
    また製品品質をおとさず、いかにコストを削減できるか、もおおきな課題です。

 

  タンクローリー操作手順

     

 

 タンクローリー吸引 

 タンクローリー吐出(重力) 

 開始時 

 1.輪止め、アースをセットする。
 2. ホースセットする。
   バルブの状態を確認
 3. 上部ハッチ、底弁を開く。  
 4. バルブを開く。
 5. PTOを入れる。吸引開始

 1.輪止め、アースをセットする。
 2. ホースセットする。
   バルブの状態を確認
 3. 上部ハッチ、底弁を開く。  
 4. バルブを開く。重力吐出開始。
 5. ポンプで吐出す場合は、
 PTOを入れる。
 

 終了時

 1. バルブを閉める。
 2.  PTOを切る。
 3. 底弁、上部ハッチを閉める。
 4. ホースを外す。
 5. アース、輪止めを外す。

 1. バルブを閉める。
 2. (PTOを切る。)
 3. 底弁、上部ハッチを閉める。
 4. ホースを外す。
 5. アース、輪止めを外す。 

 

       

  タンクローリー注意点

ギアポンプ、空回し 

 ギアが摩耗しすり減る。半年~一年すると吸引が悪くなる。 
 呼び水などをしないと吸わなくなる。

 ゴミ吸い込み厳禁

 ストレーナを通して吸い込んでも多少はポンプへ行ってしまう。 
 できるだけ吸い込まないよう注意する。

 ストレーナはまめに清掃

 作業後、毎回清掃する。すぐゴミがたまりストレーナが破損する。 
  ポンプがガラガラ音をだしていたら清掃。

 ストレーナを外して作業しない

 吸引作業に時間が掛り、外して作業したくなることもあると
 思います。 
 しかしストレーナを使用しないと、
 ・汚泥や異物の混入によりギアの摩耗が早まり寿命が短くなる。
 ・ボルトなど吸引し、ギアが噛みポンプが破損する。
 ・最悪ギアが噛んだ時、火花が発生し、火災になることもある。
  以上の理由からストレーナは必ず使用してください。

 上部ハッチ開け忘れ

 ・吸引時、ギアポンプのパッキンに負担がかかり、
  オイル漏れなど発生する。
 ・吐出し時、タンクが凹むらしい。

 上部ハッチ閉め忘れ

 走行時、あふれる。

 満量は、目視確認

バキューム車のようにホーンが鳴ったり、窓から見ることができない。
 ・上部ハッチより目視で確認する。
 ・場合によっては2名で作業する。

 バルブ閉め忘れ

 忘れると配管を逆流して漏れる。

 ホース、配管キャップ閉め忘れ

 吸引、吐出し終了時ホース配管に液が残る。
 終了後漏れに注意する。

タンク本体に体をのせてしまい
 凹んでしまう

 タンクローリーのタンクは法規で3.2ミリ以上の厚さと規定。
 材質は、鉄、アルミ、ステンレス、など 以外と薄いので
 タンク本体に足をかけて登ったりしない。

 安全帯を使用する

 タンク上部に上る際には、安全帯を着用する。転落防止

 ・危険物積載車両通行止め
      

 ・火薬類、爆発物、毒物、劇物などの危険物を積載している車は
 通行出来ません。

 この標識のある場所は事前に確認して通行に注意する。





 
   
 

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